毎月ほんの入り口で開催の『セリフの入り口〜言葉で遊ぼう』の6月開催日程と内容が決まりました。
6月のワークショップは、今年2月にmaru roomで上演した『スリヌケル』を取り上げます。
朗読するのは演じた張本人、服部健太郎氏と杉山拓次氏。
お二人の「またやりたい」との熱いリクエストで実現しました。
6/14(土)は2月公演時の役をチェンジしての朗読。
6/30(月)は2月公演時の役に戻して朗読します。
役を取り替えることによって、俳優は物語の奥行きが広がるのを体感でき、
観客は演者によって物語の手触りも変わる楽しさを味わえます。
2月公演を見逃した方も、必見です。
ご都合よろしければ、遊びにいらしてくださいませ。
6/14(土)18:30〜20:00『セリフの入り口〜言葉で遊ぼう』@ほんの入り口
6/30(月)18:30 〜20:00『セリフの入り口〜言葉で遊ぼう』@ほんの入り口
(申込:hon.iriguchi@gmail.com 2000円 学割1500円)
ほんの入り口 https://hon-iriguchi.com/2025/05/16/2705/
ほんの入り口:奈良県奈良市船橋町1番地 近鉄奈良駅、JR奈良駅から徒歩10分
演劇の上演台本(戯曲)を手にとったことはありますか?
戯曲は、セリフとト書きで構成されています。
セリフは登場人物が発する言葉、
ト書きは、登場人物の動きを指定した部分です。
<例>
三浦「‥‥そうかもしれませんね。」
間。
高橋、砂時計をひっくり返す。
前半は「ほんの入り口店主」服部健太郎氏と杉山拓次氏が『スリヌケル』を音読します。
参加者の皆さんはそれを好きな体勢で聴き、感想をシェアします。
後半は、二人組になって惹かれたシーンを音読します。
演じる必要はありません。
明神の戯曲はセリフが短く、余白だらけです。
白い紙に乗っかった黒い文字を、あなたの声を通して響かせて遊びましょう。
『スリヌケル』
〜暖め女三部作『スリヌケル』『砂・眠る』『砂の瞬き』の一作目
刺すか刺されるか
どっちが楽かは知っている
からっぽの小部屋。
スーツ姿の男(三浦)が入ってくる。
テーブルの上の砂時計がサラサラと流れている。
ソファーの温かさに気づき、誰かの気配を辿る三浦。
白衣の男が入ってくる。
主治医の代理と名乗る男は、なぜか三浦の寝相や定期的に見る悪夢の話をし始め‥‥。